夏期講習LPを毎年つくり直す時間がなく、去年のページを少し直して使い回す——これは多くの塾がやっていることです。使い回し自体は悪くありません。ただ、直し忘れが一つでもあると、それだけで問い合わせを失うことがあります。本記事では、夏期講習LPでよくある失敗パターンを、責めるのではなくセルフチェックの形で整理します。
「去年のLPをそのまま」が失敗のはじまり
使い回し自体は、決して悪いことではありません。ゼロから毎年作り直す余裕がある塾の方が少ないでしょう。しかし、そのまま公開してしまうと、日付・料金・定員などの「今年の情報」が古いまま残るリスクが一番怖いところです。保護者は細部までいちいち指摘してくれず、ただ静かにページを離れていくだけです。
実際、去年の日付のまま公開されているLPは珍しくありません。保護者からすれば「この情報、今年のものかどうか」を毎回確認する義理はなく、古い情報を見た瞬間に「更新されていない=もう終わっているかも」と判断して離脱してしまいます。

情報が古いまま、は一発アウト
チェックすべき「去年の情報」
- 実施期間・締切日(去年の日付のまま)
- 料金・キャンペーン内容(値上げ後も去年の価格表示)
- 定員・残席(去年の「残りわずか」表記のまま)
- 講師名・写真(すでに退職した講師のまま)
- 去年の学年(新小6のまま等、対象学年の表記ズレ)
これらが一つでも残っていると、「この塾、ちゃんと運営されているのかな」という不安を与えてしまいます。とくに料金の古い表示は、後から「実は値上がりしていた」と分かったときの印象悪化が大きいため、最優先で確認したい項目です。
とくに厄介なのが「一部だけ更新して、他は去年のまま」というパターンです。日付だけ直して料金を直し忘れる、料金は直したのに定員表示が去年のままになる、といったことは実際によく起こります。1箇所直したら安心せず、ページ全体を通しで読み直すひと手間が必要です。
「今すぐ」感が伝わらないLP
夏期講習は「今、動かないと席がなくなる・間に合わない」という季節性が最大の武器です。にもかかわらず、通年ページのような落ち着いた作りのままだと、保護者に緊急性が伝わらず、後回しにされてしまいます。締切・残席・早割などの「今」を感じさせる要素があるかを確認しましょう。「気が向いたら申し込もう」ではなく「今週中に決めないと」と思ってもらえるかどうかが分かれ目です。
夏期講習の検討期間は、他の商品に比べて短くなりがちです。学校の期末テストが終わってから、夏休みに入るまでのわずかな期間に、保護者は複数の塾を比較検討します。この短い期間の中で「今すぐ決める理由」を示せないLPは、比較の候補にすら残らないまま忘れられてしまいます。
情報を詰め込みすぎて何も伝わらない
「あれもこれも伝えたい」という気持ちから、通常授業の説明、塾の歴史、講師陣全員のプロフィールまで並べてしまうと、肝心の「夏期講習に申し込むには」が情報の中に埋もれてしまいます。1ページ1目的の原則に立ち返ることが大切です。通常授業の詳しい説明は、別ページやリンク先に任せて構いません。
セルフチェックリストで5分診断
5つのチェック項目
- 日付・料金・定員は今年のものに更新したか
- 締切や残席など「今動く理由」があるか
- 申し込みボタンが複数箇所にあるか
- スマホで見て違和感がないか
- 去年のキャンペーン文言が残っていないか
この5項目を、去年のLPを流用した年こそ意識的に確認してください。特に日付と料金は、目視だけでなく実際に手で入力し直す作業が要るため、うっかり忘れやすい箇所です。

まとめ
使い回し自体は悪くありません。ただし「今年の情報に更新されているか」「今動く理由が伝わるか」を確認するだけで、同じLPでも結果は大きく変わります。公開前の5分診断を、毎年の習慣にしてみてください。